終身一雇用放棄宣言?

2012.01.07

退職金は、終身雇用が崩壊した今、若い世代はアテにしてもしかたがないし、企業側が保険や年金をいくら積み立てていようが、松下電器のような大企業でも、突然、企業年金を支給される段階になって減額を通告され、訴訟になっている(二審では社員側が敗訴)。30年以上も先の世界がどうなっているかなど誰もわからないのだから、リスクが高いだけだ。企業年金の財政破綻も、国と同様に進んでいる。重要なのは「今、会社からいくらとれるか」だ。

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実際、松下電器や富士通は、退職金の前払い制度を導入した。「退職金の前払いは、同期でも7〜8割が申し込んでいます。1回のボーナス時に、15万円くらいがプラスして入ります」(松下電器の20代社員)。これは長く勤めるほど「お得」だった従来のしくみをあらため、社員からみれば「いつ辞めても損をしない」ということであり、会社側からみると「終身一雇用放棄宣言」に等しい。これは、業績に応じてリストラもしたい会社側と、いつ転職しても損にならないようにしてほしい社員側の、双方のニーズが合致した合理的なものだ。





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